子どもが仕上げ磨きを嫌がる!歯科衛生士ママが実践する7つの工夫

歯の悩み

「仕上げ磨きしよう」と声をかけた瞬間に逃げる。
寝転がってくれない、口を開けない、歯ブラシを噛む。 最後には親子でイライラしてしまう……。

子どもの仕上げ磨きに苦戦しているママ・パパは、 決して少なくありません。

私も歯科衛生士ですが、4人の子どもの仕上げ磨きが 毎日スムーズにできるわけではありません。 むしろ、逃げられたり泣かれたりしながら、 その子に合う方法を探してきました。

この記事では、子どもが仕上げ磨きを嫌がる理由と、 わが家でも実践している7つの工夫を紹介します。

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この記事を書いた人
歯科衛生士として働きながら、10歳・8歳・4歳・2歳の 4人を育てている「になこ」です。

この記事の結論
  • まず「なぜ嫌がるのか」を観察する
  • 痛くない姿勢・力加減・歯ブラシを意識する
  • 長時間磨こうとせず、短く終わらせる
  • 子どもに選択肢を渡して参加してもらう
  • 毎日完璧に磨こうとしすぎない

子どもはなぜ仕上げ磨きを嫌がるの?

子どもが仕上げ磨きを嫌がると、 「わがままなのかな」「歯磨きが嫌いなのかな」と 思ってしまうことがあります。

でも、嫌がるのには何か理由があるかもしれません。

痛い・不快 磨く力が強い、歯ブラシが大きい・硬い、 上唇の裏側など敏感な部分に当たっている可能性があります。
息苦しい 長時間口を開けたままだと、唾液がたまり、 飲み込みづらくなることがあります。
眠い・疲れている 寝る直前は子どもも疲れているため、 仕上げ磨きを強く拒否しやすくなります。
自由を奪われるのが嫌 寝転がることや顔を固定されることに、 不安や抵抗を感じる子もいます。
過去の経験 以前に痛かった、強く押さえられたなどの経験が、 「歯磨き=怖い」につながっている場合があります。

日本小児歯科学会でも、歯磨きに夢中になって 長時間口を開けたままにすると、唾液が喉にたまり、 子どもが苦しく感じる場合があると説明されています。

まずは「磨かなければ」と急ぐ前に、 どのタイミングや場所で特に嫌がるのかを観察してみましょう。

仕上げ磨きを嫌がるときに試したい7つの工夫

工夫 01

歯磨きの時間を少し早める

寝る直前は、子どもも親も疲れています。 眠さの限界で仕上げ磨きを始めると、 いつも以上に嫌がることがあります。

「寝る直前にしなければ」と決めすぎず、 夕食後やお風呂の前後など、まだ機嫌がよい時間へ 少し早めてみるのもひとつの方法です。

工夫 02

子どもに歯ブラシを選んでもらう

「黄色と青、どっちにする?」
「今日はどの歯ブラシを使う?」

このように、小さな選択肢を渡すことで、 一方的に磨かれるのではなく、 子ども自身が歯磨きに参加しやすくなります。

子どもが自分で使う歯ブラシと、 保護者が使う仕上げ磨き用歯ブラシを 分けて用意するのもおすすめです。

工夫 03

「10秒だけ」など終わりを伝える

いつ終わるか分からないことは、子どもにとって不安です。

「10数えたら終わり」
「上の歯を磨いたら一度休憩」
「この歌が終わるまで」

など、終わりが分かる声かけをしてみましょう。 最初は短時間でも構いません。 約束したところで本当に終えることが、 子どもの安心感につながります。

工夫 04

一気に全部磨こうとしない

ずっと口を開けさせたままにせず、 上の歯を磨いたら一度歯ブラシを抜いて、 唾液を飲み込む時間を作ります。

子どもの表情や呼吸を確認しながら、 「一度お口を閉じようね」と休憩を挟みましょう。

磨く順番の一例
  • 上の奥歯
  • 一度口を閉じて休憩
  • 下の奥歯
  • 一度休憩
  • 上の前歯・下の前歯
工夫 05

歯ブラシを小さく動かし、力を入れすぎない

早く終わらせようと大きくゴシゴシ動かすと、 歯ブラシが歯ぐきや唇の裏側に当たり、 痛みにつながることがあります。

歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持ち、 毛先を歯に当てて、小さく動かすことを意識します。

特に上の前歯を磨くときは、 上唇の裏側にある筋へ歯ブラシが当たらないよう、 指で唇をやさしくよけながら磨きましょう。

工夫 06

遊びや実況を取り入れる

「奥歯に何か隠れているかな?」
「右の歯、ピカピカになりました!」
「次は左へ出発します!」

歯磨きを楽しい時間に変えられるよう、 歌や数え歌、ぬいぐるみなどを使うのもひとつです。

毎回楽しませなければいけないわけではありません。 親に余裕がある日だけでも大丈夫です。

工夫 07

終わったらできたことを具体的に褒める

「えらいね」だけでなく、

「大きなお口を開けられたね」
「奥歯まで磨かせてくれて助かったよ」
「昨日より長くできたね」

と、できた行動を具体的に伝えます。 子どもが「自分にもできた」と感じられる声かけを 少しずつ積み重ねていきましょう。

わが家で大切にしていること

私は歯科衛生士なので、 「きれいに磨かなければ」「むし歯にさせたくない」 という気持ちが強くなりすぎることがあります。

でも、4人の子どもを育てていると、 毎日すべてを完璧にするのは難しいのが現実です。

泣いて暴れる子どもを前にして、 こちらも余裕がなくなり、 「ちゃんとして!」と言ってしまったこともあります。

だから今は、きれいに磨くことだけでなく、 歯磨きを親子にとって怖い時間にしすぎないことも 大切にしています。

今日は上の歯を丁寧に磨けた。
昨日より少し長く口を開けられた。
自分から歯ブラシを持てた。

そんな小さな「できた」も、立派な一歩だと思っています。

特に意識して磨きたい場所

短時間しか仕上げ磨きができない日は、 むし歯になりやすい場所を優先して磨きましょう。

磨き残しに注意したい場所
  • 奥歯の噛み合わせの溝
  • 上の前歯
  • 歯と歯ぐきの境目
  • 歯と歯の間
  • 生え始めで背の低い奥歯

歯と歯の間は歯ブラシだけでは清掃しにくいため、 歯が接している部分には、 年齢やお口の状態に合わせてデンタルフロスも活用します。

無理に続けず、歯科医院へ相談したいケース

次のような場合は、歯科医院へ相談しましょう
  • 歯ブラシが当たると強く痛がる
  • 歯ぐきから頻繁に出血する
  • 歯に白色・茶色・黒色の変化がある
  • 口内炎や傷が治らない
  • 口を開けること自体を極端に嫌がる
  • 家庭での仕上げ磨きが長期間難しい

歯ブラシの大きさや硬さ、力加減、磨く姿勢が その子に合っているかを、 かかりつけの歯科医院で確認してもらうこともできます。

仕上げ磨きができなかったことを責める場所ではありません。 困ったときこそ、歯科医師や歯科衛生士へ相談してくださいね。

まとめ|毎日完璧じゃなくて大丈夫

子どもが仕上げ磨きを嫌がるときは、 まず「何が嫌なのか」を観察することから始めてみましょう。

時間を早める、短く区切る、子どもに選んでもらう、 力を抜いて小さく磨く。 ひとつ変えるだけで、反応が変わることもあります。

うまくできない日があっても大丈夫。
親子に合う方法を探しながら、 少しずつ歯磨きの習慣を育てていきましょう。

歯科衛生士ママに相談

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一人で悩んでいませんか?

「毎日嫌がって磨けない」
「この磨き方で合っているの?」
「歯ブラシはどれを選べばいい?」

歯科衛生士として働きながら、 4人の子どもを育てている私が、 ママと同じ目線でお話を伺います。

まずは小さなお悩みからでも大丈夫です。

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※個別の診断や治療はできません。痛みや腫れなどがある場合は、 かかりつけの歯科医院を受診してください。

参考にした情報

※この記事は一般的な情報と筆者の子育て経験を紹介するもので、 診断や治療に代わるものではありません。 痛みや気になる症状がある場合は、歯科医院へご相談ください。

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